2014年2月17日月曜日

アンティーク・ガラス用語豆辞典 《タ行》

日本はあちらこちらで大雪だとか…。
大変な目に遭っている人々には申し訳ないので大きな声では言えませんが、正直なところちょっと羨ましいです。
ソチ五輪、こちらは時差-3時間なのでちょうど良い時にTVで観られます。
フィギュアスケートの羽生結弦選手(フランスの記者はユジュリュ・アニューと発音)やジャンプの葛西選手の勇姿もしっかりライヴで観て、手に汗を握り、胸を熱くしました。
フランス生活の方が長い私ですが、やっぱり日本人。絶対的に日本の選手を応援してしまいます。
浅田真央選手もがんばって欲しい!今からドキドキしてます。


ダイヤモンド・ポイント彫り diamond-point engraving
先にダイヤモンドの細片を取り付けたペンシル状の道具を用い、点刻、線刻で模様を彫るガラスの彫刻技法。16世紀のヴェネツィアン・グラスでレース模様を彫るのに使われた技法で、後にオランダ、イギリスなどに伝わり、絵画的で繊細な加飾法として発達した。

チップ chip
ガラス器の縁などにできた小さな浅いカケ。和骨董の陶器類でいうホツにあたる。   

宙吹き(ちゅうぶき)
溶けたガラス種を吹き竿の先に巻き取り、空中で息を吹き込み風船のようにガラスを膨らます成形技法。型を使わずに竿を回しながら吹き加減で基本的な器のボディーを作る。紀元前1世紀後半ローマン・ガラス時代に発明された技法で、これにより一挙にガラス器が普及したといわれる。現代でもハンドメイドのガラス器制作に広く用いられている技法である。


チューリップ tulipe
電球を包むような形で口が開いているガラス製のランプシェードを指すフランス語。花のチューリップのような形状による呼称。因みに笠型シェードや、口が開いていない球形や紡錘形のシェードは別の呼び方がある。

ツイストステム twist stem
無色透明なグラスの脚(stem)に空気や不透明ガラスの捻り(twist)模様を封入した加飾法。18世紀のイギリスのグラスに多く見られる。

トンボ玉(ビーズ)
穴の開いたガラス玉のことで、古代エジプトやメソポタミアでネックレスなどの装身具の材料として作られていた。トンボの目のような模様を付けたものが多いため日本ではトンボ玉と呼ばれるようだが、欧米ではアイ・ビーズ(eye beads)と呼ばれる。


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